【AdGuard VPN for Linux v1.1】除外機能と自動補完機能
v1.0のリリースからまだ4か月しか経っていませんが、AdGuard VPN for Linux がさらに良くなった v1.1 という初アップデートの登場でございます。
最大の改善点は除外機能(VPN対象外リスト)を追加したことです。この機能については他の AdGuard VPN 製品でも既にご存知かもしれません。
また、お持ちのライセンス情報を表示できるコマンドを追加し、全体的なセキュリティと安定性を向上させる修正も行いました。
新機能:VPN対象外リスト(除外機能)
この機能により、AdGuard VPN for Linux の使い勝手が大幅に向上します。知らない人のために説明しますと、VPNルーティングから常時外しておきたいドメインを指定できる機能です。一部のウェブサイトでVPNを使用する必要がない場合に、VPNをいちちオン/オフする手間が省けて便利です。
他のプラットフォームの AdGuard VPN と同様に、除外機能は2つのモードで使用できます。「一般モード」(VPNは除外リストに含まれるドメインに対して無効になる)と「指定モード」(VPNは除外リストに含まれるドメインに対してのみ有効になる)です。※各モードの除外リストは別々です。
使い方
除外機能関連のコマンドをすべて表示するには、このコマンドを入力します:
adguardvpn-cli site-exclusions -h
現在のモードの除外リストにドメインを追加するには、このコマンドを入力します:
adguardvpn-cli site-exclusions add %domain_name%
サポートされている入力形式:
domain.com
,sub.domain.com
,www.domain.com
。ワイルドカードには二重引用符を使用します:"*.domain.com"
コマンドの例:
adguardvpn-cli site-exclusions add https://www.google.com/
除外リストからドメインを削除するには、このコマンドを入力します:
adguardvpn-cli site-exclusions remove %domain_name%
現在の除外リストを確認するには、このコマンドを入力します:
adguardvpn-cli site-exclusions show
すべての除外項目を削除するには、このコマンドを入力します:
adguardvpn-cli site-exclusions clear
除外モードを変更するには、このコマンドを入力します:
adguardvpn-cli site-exclusions mode %mode_name%
(現在有効のモードを確認するには、adguardvpn-cli site-exclusions mode
と入力します。)
※ 「%mode_name%」の代わりには general
(一般モード)または selective
(指定モード) と入力します。
注意: 上記のコマンド (
add
,remove
,show
,clear
) は現在有効モードの除外リストに適用されます。特定のモードに対してコマンドを実行するには、--for-mode %mode_name% type
を追加します。例えば:
adguardvpn-cli site-exclusions add %domain_name% --for-mode %mode_name%
新しいコマンド:ライセンス情報を表示する
現在のサブスクリプション情報とステータスを確認するには、このコマンドを入力します:
adguardvpn-cli license
メールアドレスとサブスクリプションタイプが表示されます。 有料ユーザーには、サブスクリプションの有効期限も表示されます。
コマンドラインの自動補完機能(オートコンプリート)
なかでも長いものもある多数のコマンドをより簡単にナビゲートできるよう、オートコンプリート機能を追加しました。
この機能を有効にするには、AdGuard VPN for Linux のインストール後またはアップデート後に表示されるbash-completionヒントを参照してください。
この機能を使用するには、必要なコマンドを入力し始め、Tab ↹キーを押すだけです。コマンドは自動的に相応しい単語で補完され、複数の補完オプションがある場合はその選択肢が表示されます。
adguardvpn-cli update
でv1.1にアップデートして、必要であればGitHubで改善案・ご指摘の点をお寄せください。
本バージョンのフル変更履歴はこちらでご確認いただけます。