【Win/Mac版AdGuard VPN v2.2】新しい統計画面とWinTun対応
AdGuard VPN のMac版とWindows版は、昨年末から同時にアップデートされる流れとなっています。
今回は、バージョン2.2のご紹介です!
このアップデートでは、両アプリに新しい統計画面を追加し、Windows版はWinTunに対応しました。
それでは、ひとつひとつ説明していきましょう。
統計がすべて1つの画面に
物事をコントロールすることが好きな方は、新しい統計セクションが気に入るかと思います。
ロケーションやアプリ別に、消費された通信量に関する詳細な情報を確認できるようになりました。
日・月・全期間のデータを表示できます。
※統計データはお使いのデバイスにローカルに保存されるため、あなた以外は誰もアクセスできませんので、ご安心ください。
※この統計機能は、AdGuard VPN のサブスクリプションにご加入のユーザーのみが利用できます。
AdGuard VPN for Windows におけるWinTunの実装
WinTun とは、Windows上のVPN実装によく使用されるトラフィックルーティングドライバです。
技術的な詳細は省きますが、仮想ネットワークアダプタを作成することでVPN接続の品質を向上させます。
AdGuard VPN はこれまで、トラフィックフィルタリングに適した通常のWFPドライバ(Windows 7ではTDIドライバ)のみに依存していましたが、今回、WinTunを使用するオプションを組み込みました。
WinTunの主な利点は以下の通りです:
- 専用ネットワーク・インターフェース
これにより、より効率的で安定したデータ転送が保証され、遅延やパケットロスが減少します。 - シンプルさと安定性
他のTUN/TAPドライバとは異なり、WinTunはよりシンプルでミニマルなアーキテクチャを採用しているため、動作がより安定しています。 - 多用途性
そのシンプルさにもかかわらず、WinTunは幅広いVPNソリューションと互換性があるように設計されていて、様々なユースケースに対応できます。 - 効率的なデータ転送
WinTunはユーザースペースとカーネル間の効率的なデータ転送のためにリングバッファを採用しており、データの重複を最小限に抑え、高いパフォーマンスを保証します。
【ドライバタイプをWinTunに変更する方法】
AdGuard VPN for Windows アプリ → 設定 → 本アプリの設定 → 詳細設定 → WinTunを使用する
その他の改善点
AdGuard VPN for Mac および AdGuard VPN for Windows のバグ修正、VPNクライアントの更新、WFP・TDIドライバの更新(Windows版)を行いました。
AdGuard VPN for Mac/Windows の最新バージョンを気に入っていただければ幸いです。
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