【AdGuard VPN for Mac v1.1】QUIC対応, VPN対象外アプリの設定
AdGuard VPN for Mac v1.1 をリリースいたしました。
この新バージョンの準備には3ヶ月を要しました。
いつものように、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、あちこちのバグを修正しました。
しかし、もっと重要なことは、AdGuard VPN for Macは2つの素晴らしい機能を誇れることです。
QUICプロトコルのサポートと、アプリを除外項目に追加するオプションです。
この2つの重要なポイントを詳しく見ていきましょう。
QUIC対応
これは他社VPNプロバイダーではあまり例のないことですが、QUICに対応いたしました。
QUICとは、一般的なTCPと比較して、より高速で暗号化された最先端のネットワークプロトコルです。
ユーザーにとってQUICのメリットは?
モバイルインターネットや公共Wi-Fiなど、万全ではない状況下のおいて、QUICのおかげでより安定した接続になるのです。
QUICの仕組みは?
短くまとめますが、TCPですと、データのパケットは一括して送信されます。
結果として、1つのパケットバッチが失われると、残りのバッチは待機することになってしまいます(下図参照)。
そこで、QUICを導入することで、データを順番待ちすることなく処理することができ、Head of Line Blocking (HoLB)キューが発生しません。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひQUICプロトコルに関するAdGuardブログ記事をご覧ください。
VPN対象外アプリを指定(Split-Tunneling)
以前はサイトのみでしたが、VPNを通したくないアプリ、お設定できるようになりました。
【VPNに接続したくないアプリを設定する方法】
「設定」→「Split Tunneling」を選択してください。
「アプリを追加する」を押します。
アプリを選び、「開く」を押します。
これで完了です。
VPN対象外リストにアプリが追加されました。
VPN対象外アプリ一覧に追加されてチェックが付いているアプリに対してAdGuard VPNはオフになります。
AdGuard VPN for Macの詳細情報およびダウンロードについては、AdGuard VPNウェブサイトをご覧ください。
AdGuard VPN for Mac v1.1 をお楽しみいただければ嬉しいです。
本バージョン変更のフルログはGitHubにてご確認いただけます。