AdGuard VPN for Mac v2.7: プロトコル自動選択機能で通信速度と安定性アップ
VPN通信の品質は、その基盤となるVPNプロトコルというものによって決まります。
今回のMac版AdGuard VPN v2.7では、VPNプロトコルのダイナミック選択機能を導入しました。
この機能は現在のネットワーク環境に最適なプロトコルを自動選択してくれるので、よりスムーズで途切れないインターネット接続をお楽しみいただけます。
VPNプロトコルのはなぜ重要なのか
AdGuard VPNは2つの最新プロトコル(HTTP2-over-TLSとHTTP3-over-QUIC)をサポートしています。
両者にそれぞれ強みがありますが、ベストな選択は接続時点のユーザーの所在地、ネットワーク環境、さらには接続先サーバーによっても異なります。
従来、AdGuard VPNはデフォルトでQUICを使用する傾向があり、HTTP2/TLSの方が優れたパフォーマンスを発揮する場合でもQUICが使われてしまうこともありました。これにより、一部のユーザーでは速度低下や接続不安定が生じる場合がありました。
VPNプロトコルの自動選択
VPNプロトコルのダイナミック選択という新機能により、AdGuard VPNは現在ベストなパフォーマンスを提供するプロトコル(HTTP2/TLSまたはHTTP3/QUIC)を自動的に判別し、即座に切り替えます。

この機能はデフォルトで有効になっています。
設定を確認または変更するには、
設定 → アプリ設定 → 詳細設定 → AdGuard VPNプロトコル
に移動してください。
「自動選択」が有効の場合、AdGuard VPNがネットワーク変化に自動適応し、接続切断を減らしてダウンロード速度を向上させ、よりスムーズなオンライン体験を提供します。これは、VPNのパフォーマンスが不安定または予測困難な国・地域で特に有用です。
その他の変更点
上記の新機能に加え、VPNクライアントも更新し、アプリ全体のパフォーマンスと安定性を向上させました。